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パリの革小物アトリエ — Suki Paris Rue Labie 75017、作業台の内観
舞台裏·2026年5月2日·9 minで読了

パリの革小物アトリエ:Suki Paris Rue Labie での一日

パリの革小物アトリエを訪れる:一日で目にする光景

この記事は、パリ17区 Rue Labie にある私たちの革小物アトリエでの、まる一日を記録したものです。演出はありません。朝から夕方まで、実際に行われる作業を、その順番のままに綴ります。革選び、裁断、編み込み、手縫い、箔押し。アトリエから生まれるものはすべて、この順序でこれらの工程を経ていきます。

8時30分。アトリエにはまだコーヒーと冷えた革の匂いが残っています。一日が本格的に始まる前に、この瞬間があります。唯一、静けさと呼べる時間です。

鞄を置きます。作業台の明かりをつけます。そのちょうどこの順番の中に、なぜ他の仕事ではなくこの仕事を選んだのか、思い出させてくれる何かがあります。

8時30分:手を動かす前の静けさ

アトリエの広さは60平方メートル。壁はオフホワイトに塗られ、木の作業台は明るく広いです。奥の棚には、その週に使う革が、厚みに応じて巻かれたり平らに置かれたりして並んでいます。

すぐには始めません。何でもないように見える、心の準備の時間があります。片づけ、確認、そして前日に決めておいた作業のために道具を整えます。

良いスタートを切る職人は、ゆっくりと始めます。パリでもそれ以外の土地でも、他のアトリエを見て学んだ法則です。朝の急ぎは、必ず午後にツケが回ってきます。

10時:その日の革を選ぶ

手元にある革をそのまま使うわけではありません。これから仕立てる品のために、革を選ぶのです。

Suki で使う革は、イタリアから届きます。植物タンニンなめしの革です。最低でも6週間かけるゆっくりとしたなめしで、革に密度と、美しく経年変化する力を与えます。この製法を選ぶのは、マーケティング上の理由からではありません。手の中でこの質感、この張りを生み出せるのが、この製法だけだからです。

一枚一枚の革には、それぞれの個性があります。ここには銀面のわずかな凹凸、あそこにはより柔らかい部分。これは欠点ではなく、生きた素材である証です。こうしたばらつきを見極めながら裁断します。革のいちばん美しい部分は、いちばん目に触れる場所へ。

今朝はキャメルの革です。しっかりと張りがあり密度が高く、厳選された植物タンニンなめしの革だけが持つ、あのかすかな金色を帯びています。

12時:今日、作業台にある品

すべてを同時に進めるわけではありません。アトリエでは常に2、3点だけを並行して進めます。それ以上は扱いません。集中を切らさずリズムを保つには十分な数であり、注意が散らばるほど多くはありません。

今日の昼は、巾着バッグ アルタイが革漉きの段階にあります。縫い目が厚くなりすぎないよう、端の部分を厚みの3分の1まで漉いていきます。ユリスはステッチの段階です。

革漉きは、いちばん地味に見えて、いちばん重要な作業のひとつです。厚み2.5ミリの革は、そのままでは角の部分で波打ってしまいます。折れ曲がる箇所は0.8ミリまで漉きます。完成した品を見ても、それとは分かりません。だが、この工程を省くと、必ず感じ取れます。本来しなやかであるべき場所で、革が硬くなってしまうのです。

アトリエでは、音楽が日々の作業に寄り添うことが多いです。手の動きにリズムを与え、発想を育み、私たちの空気の一部になっています。けれど、どんな音の中でも、集中は途切れません。革を扱う仕事は、素材と道具の声を聞くことを求めます。裁断するときの刃の滑る音、ミシンの規則正しい音、抜き型の正確な打音。こうした聞き慣れた音が手を導き、進行中の作業の質を物語っています。

意匠と編み込み

アトリエから旅立つ品はどれも、幾時間もの作業と、細部への絶え間ない注意の積み重ねです。発送の前には、一点ずつ入念に確認します。意匠の並び、編み込みの均一さ、ステッチの質、裁断の精度、そして色の調和まで。

革を厚みの中に組み込んだ意匠や、貼り合わせた模様、施された編み込みは、その立体感を引き出すために忍耐と丁寧さを要します。手作業でコバ塗りを施した縁にも同じだけの注意が払われ、くっきりと上品で長持ちする仕上がりを実現しています。

違いを生むのは、たいてい細部です。だからこそ私たちは、一つひとつの品が Suki Paris のアトリエを動かす技術と要求水準、そして情熱を映し出すよう、必要な時間をかけています。

Suki のしるし

製造の最後の工程のひとつに、箔押しがあります。丁寧に施されるこの工程は、さりげなく品に署名を添え、職人の手を経てきたことを物語ります。

箔押しには精度と熟練が求められます。くっきりと長く残る跡を、革本来の美しさを損なうことなく生み出すには、温度、位置、圧力を完璧に合わせなければなりません。見た目には単純な動作ですが、経験と技術を要します。

このしるしは単なるロゴ以上のもので、パリのアトリエで手がけられた職人の仕事の証です。素材選びから仕上げまで、一つひとつの品に注がれた注意を物語っています。Suki Paris のすべての品は、アトリエを出る前にこの箔押しを受けます。手で紡がれた物語の、最後の一筆として。

きちんと仕上げるための時間

一点の品がアトリエを出るとき、それは丁寧に積み重ねられた数々の工程の到達点です。裁断、革の下準備、組み立て、縫製、金具の取り付け、コバ染め、仕上がりの確認。それぞれの品は自分自身のリズムを持ち、求める質に届くまでに必要な時間を要します。

数時間の作業で仕上がる品もあれば、編み込みや革のマルケトリーのような特殊な技法を取り入れる場合には、さらに時間がかかる品もあります。どの小物の裏にも、忍耐と要求水準をもって繰り返される、一連の正確な手仕事が隠れています。

Suki Paris では、美しい品は急いでは生まれないと信じています。素材と向き合う時間をかけ、細部を大切にし、仕上げの一つひとつを確認すること。それが私たちの職人としてのあり方そのものです。一つひとつの品にかけられたこの時間があるからこそ、品は年月を重ねても壊れず、優雅に経年変化していきます。

なぜ私たちの品はパリのアトリエで作られるのか

なぜ製造の一部を外部に委ねるのではなく、パリのアトリエで作ることを選んだのか。そう尋ねられることがあります。

答えはシンプルです。私たちは製造のすべての工程に、自分たちの手で関わっていたいのです。革選びから仕上げまで、裁断、組み立て、編み込み、コバ染めに至るまで、一つひとつの品が私たちの手を通っていきます。

こうして働くことで、細部への注意を怠らず、一枚一枚の革に合わせて手の動きを調整し、各工程で質を確かめることができます。革は生きた素材であり、色合いにも、銀面にも、それぞれの個性があります。品によっては小さな調整が必要になることもあり、それはアトリエの中での製造だからこそ可能になります。

この選択は完璧を追い求めるためではなく、職人と素材と完成した品との結びつきを守るためのものです。おかげで、私たちは自分たちのリズムで、Suki Paris というブランドの一部である丁寧さと要求水準をもって、これからも作り続けることができます。

私たちの品はすべて、パリの Rue Labie にあるこのアトリエで生まれます。一つひとつが、未来の持ち主のもとへ届く前に、ここで発想され、作られ、整えられていきます。

QUESTIONS FRÉQUENTES

Tout ce que vous voulez savoir

Amandine Simon

創業者・革職人

Amandine Simon

Suki Paris 創業者。パリ17区のアトリエで、一点ずつ手作業で仕立てています。

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